「マイ箸が地球を救う」のウソ

『マイ箸』という言葉をご存知でしょうか?

近年のエコブームの影響もあり、外食先で使い捨ての割り箸を使わずに、自分専用の箸(はし)を持ち歩いて食事する箸のことを「マイ箸」と言います。

 

近年、マイ箸を推奨する運動やキャンペーンが行政や企業、市民などにより行われ、マイ箸をもつことが一種の流行にもなりました。

 

『割り箸』が誕生するまで飲食店では、洗ってくり返し使う塗り箸が使われていましたが、昭和に入り割り箸の大量生産が可能になったことにより、外食産業の間に広がっていきました。その後、衛生面の配慮も手伝って割り箸の需要が拡大し、国内だけではなく海外からたくさんの割り箸が輸入されるようになったのです。

 

しかし、割り箸の存在は、使い捨ての象徴としてしばしば批判の対象とされ、箸と環境問題との関係についてはさまざまな主張や意見があり、これまで幾度となく議論が起きています。

 

  1. 割り箸は衛生的なだけでなく、間伐材や端材を使ってつくるため資源の循環利用に役立つ。
  2. 割り箸は基本的には使い捨てであり、原料となる木材は国内ではなく途上国や新興国の森林などを伐採して調達することが多いため、使用を減らすべきである。

さて、あなたはどちらが正しいと思いますか?

 


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